理学療法士と作業療法士の違いは?仕事内容・資格・年収・向いている人を徹底比較

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理学療法士と作業療法士の違いは?仕事内容・資格・年収・向いている人を徹底比較
理学療法士と作業療法士の違いは?仕事内容・資格・年収・向いている人を徹底比較
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理学療法士と作業療法士は、どちらも医療や介護の現場で活躍するリハビリテーションの専門職です。名前が似ているため、仕事内容や対象となる患者、資格取得の方法にどのような違いがあるのか、進路を考える際に迷う人も少なくありません。

大きな違いは、理学療法士(PT)が主に「座る・立つ・歩く」といった基本動作の回復や維持を支援するのに対し、作業療法士(OT)は「食事・着替え・家事・仕事・趣味」など、その人らしい生活を送るための活動を幅広く支援する点です。ただし、両者の仕事は完全に分かれているわけではなく、患者の状態や目標に応じて協力します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 仕事内容の違い:理学療法士は基本動作や身体機能、作業療法士は日常生活動作や社会参加を中心に支援する。
  • 資格と就職先:どちらも国家資格で、原則3年以上の指定養成課程を修了して国家試験に合格する必要がある。病院や介護施設、訪問リハビリなどで活躍する。
  • 進路の選び方:身体の動きや運動機能に関心があるなら理学療法士、生活行為や心身の状態、社会復帰への支援に関心があるなら作業療法士が進路選択の候補になる。

【仕事内容の違い】理学療法士は「動く力」、作業療法士は「生活する力」を支える

理学療法士作業療法士違い
【画像】理学 療法 士 作業 療法 士 関連ショット

理学療法士と作業療法士の役割は、厚生労働省が所管する「理学療法士及び作業療法士法」で定義されています。理学療法は主に基本的動作能力の回復を目指し、作業療法は主に応用的動作能力や社会的適応能力の回復を目指すものです。

この違いを理解するには、単に「運動をする人」と「手先を使う訓練をする人」と覚えるのではなく、患者が最終的にどのような生活を取り戻したいのかという視点で考えることが大切です。

理学療法士(PT)の仕事内容と専門性

理学療法士作業療法士違い
【写真】理学 療法 士 作業 療法 士 近影・注目カット

理学療法士は、英語のPhysical Therapistを略してPTと呼ばれます。病気やけが、加齢などによって身体機能が低下した人に対して、運動療法や物理療法などを用い、基本動作能力の回復・維持・向上を支援します。

代表的な仕事内容は、次のとおりです。

  • 筋力や関節の動き、バランス能力などの評価
  • 筋力増強運動や関節可動域訓練
  • 寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行などの練習
  • 温熱や電気刺激などを利用した物理療法
  • 転倒予防や身体機能の維持に向けた指導
  • 自宅で安全に移動するための環境調整や福祉用具の活用支援

例えば、脳卒中の後遺症で歩行が不安定になった人や、骨折後に筋力が低下した人に対して、身体機能を評価し、安全に立つ・歩くための練習を行います。退院後の生活を想定し、段差の昇降や屋外歩行などを練習することもあります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」でも、理学療法士の中心的な業務として、運動療法や物理療法を通じた身体運動機能の回復・維持が紹介されています。

作業療法士(OT)の仕事内容と専門性

理学療法士作業療法士違い
【資料】理学 療法 士 作業 療法 士 報道・メディア記録

作業療法士は、英語のOccupational Therapistを略してOTと呼ばれます。身体や精神、発達、高齢期の障害などによって生活に困難が生じている人に対し、日常生活に必要な動作や活動を通じて、生活機能の回復と社会参加を支援します。

ここでいう「作業」とは、手芸や工作だけを意味するものではありません。食事、着替え、入浴、家事、仕事、学習、遊び、趣味、対人交流など、本人にとって目的や価値のある生活行為全般を含みます。

代表的な仕事内容は、次のとおりです。

  • 食事、着替え、歯磨き、入浴などの日常生活動作の訓練
  • 調理、掃除、買い物など家事や地域生活に必要な活動の練習
  • 手指の動きや上肢機能の回復を目指した訓練
  • 記憶力、注意力、段取りなど認知機能に関する支援
  • 精神疾患のある人の生活リズムや対人関係、社会復帰への支援
  • 発達障害のある子どもの遊びや身辺動作、学習・生活面の支援
  • 職場復帰や住環境への適応、福祉用具の活用に向けた支援

例えば、脳卒中の後遺症で片手が使いにくくなった人に対し、手の機能を改善する訓練だけでなく、実際に食事をしたり、服を着たりする練習を行います。必要に応じて道具や動作の方法を工夫し、本人ができることを増やしていきます。

日本作業療法士協会も、作業療法を医療・保健・福祉・教育・職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療・指導・援助として説明しています。作業療法士は、身体機能だけでなく、認知機能、心理面、生活環境、社会とのつながりにも目を向ける専門職です。

【一覧表で比較】基本動作・日常生活動作・対象疾患・資格の違い

理学療法士と作業療法士の違いを、仕事内容や対象者、資格取得の観点から整理しました。進路選びでは、それぞれの専門性だけでなく、どのような場面で患者を支援するのかを比較すると理解しやすくなります。

比較項目理学療法士(PT)作業療法士(OT)
主な役割基本動作能力の回復・維持・向上応用的動作能力や社会生活への適応を支援
支援する動作の例寝返り、起き上がり、座位保持、立ち上がり、歩行食事、着替え、入浴、家事、仕事、趣味
主な訓練内容筋力訓練、関節可動域訓練、バランス練習、歩行練習日常生活動作訓練、手指の訓練、認知機能への支援、生活行為の練習
対象となる主な領域運動器、脳血管疾患、神経疾患、呼吸・循環器疾患、加齢による身体機能の低下など身体障害、精神障害、発達障害、高次脳機能障害、認知症、老年期の生活上の困難など
勤務先病院、診療所、リハビリテーション施設、介護施設、訪問リハビリ、スポーツ関連分野など病院、精神科医療機関、介護施設、障害児・障害者支援施設、訪問リハビリ、地域支援など
資格取得の基本ルート指定養成課程で原則3年以上学び、国家試験に合格して免許を取得指定養成課程で原則3年以上学び、国家試験に合格して免許を取得

基本動作訓練と日常生活動作訓練はどう違う?

基本動作とは、寝返り、起き上がり、座る、立つ、歩くなど、生活の土台になる動作です。一方、日常生活動作(ADL)は、食事、着替え、トイレ、入浴など、日常生活を送るために必要な動作を指します。

例えば、ベッドから起き上がる動作や、立った姿勢を保つ力の改善には理学療法士が中心的に関わることがあります。その後、洗面所まで移動して顔を洗う、服を着替える、トイレで安全に動くといった生活行為では、作業療法士が中心的に関わることがあります。

ただし、これは典型的な役割分担であり、厳密な線引きではありません。理学療法士も日常生活動作を評価・練習しますし、作業療法士も歩行や立ち上がり、身体機能の訓練に関わります。患者の目標や医療機関の体制によって、担当する内容は変わります。

理学療法士と作業療法士の対象疾患の違い

理学療法士は、骨折や関節疾患などの運動器疾患、脳卒中後の運動障害、神経疾患、呼吸器・循環器疾患など、身体機能の評価や改善が必要な幅広いケースに関わります。スポーツ障害の予防や、加齢による身体機能の低下を防ぐための支援も活躍分野です。

作業療法士は、身体障害に加え、精神疾患、発達障害、高次脳機能障害、認知症など、生活行為や社会参加に影響する幅広い状態を対象とします。精神科領域では生活リズムや対人交流、発達領域では遊びや身辺動作など、その人の年齢や生活環境に合わせて支援します。

なお、病名だけで担当する職種が決まるわけではありません。例えば脳卒中の患者には、歩行能力の回復を目指す理学療法と、着替えや食事、家事などの再獲得を目指す作業療法の両方が必要になることがあります。

言語聴覚士との違いも知っておきたい

リハビリテーションの専門職には、理学療法士・作業療法士のほかに、言語聴覚士(ST)もいます。言語聴覚士は、話す・聞く・理解するなどのコミュニケーション機能や、食べ物を飲み込む嚥下機能などを専門的に支援する職種です。

脳卒中後のリハビリテーションを例にすると、歩行やバランスの回復には理学療法士、着替えや家事などの生活行為には作業療法士、言葉の理解や発話、嚥下機能には言語聴覚士が関わることがあります。実際には複数の専門職が連携し、患者の目標に合わせて支援します。

【勤務先・年収・将来性】就職先と給料はどこで差がつく?

理学療法士と作業療法士の勤務先

両職種の代表的な勤務先は、病院や診療所、リハビリテーションセンター、介護老人保健施設、介護施設、訪問リハビリテーション事業所などです。勤務先によっては、障害児支援、地域福祉、教育関連の支援などにも携わります。

理学療法士は、急性期・回復期・生活期のリハビリテーションに加え、スポーツ分野や健康づくり、介護予防などにも活動の場があります。作業療法士は、身体障害のリハビリテーションだけでなく、精神科、発達支援、認知症支援、地域生活や就労への復帰支援などにも活躍の場を持っています。

同じ職種でも、急性期病院と介護施設、訪問リハビリでは求められる能力や働き方が異なります。進路を選ぶ際は、職種名だけで判断せず、希望する領域の実習や求人情報を確認することが大切です。

年収・給料の比較は平均額だけで判断しない

理学療法士と作業療法士の給料は、勤務先の規模や地域、経験年数、役職、雇用形態、夜勤や各種手当の有無などによって変わります。資格が違うだけで、必ず一方の年収が高くなるわけではありません。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、令和7年賃金構造基本統計調査を加工した年収データとして、理学療法士・作業療法士の各ページに全国443.6万円という数値が掲載されています。ただし、同サイトは統計値が必ずしも当該職業だけの数値を表すとは限らないと注意しているため、この金額を両職種それぞれの厳密な平均年収とみなすのは適切ではありません。

一方、同サイトに掲載された令和7年度のハローワーク求人統計では、求人賃金の全国平均は理学療法士が月額27.6万円、作業療法士が月額26.9万円です。有効求人倍率はそれぞれ4.67倍、4.39倍とされています。これらは求人に提示された賃金などの指標であり、実際に働く人の年収や、個々の職場の採用条件を直接示すものではありません。

求人を比較するときは、基本給だけでなく、賞与、昇給、資格手当、住宅手当、残業時間、年間休日、研修制度、管理職への昇進機会も確認しましょう。将来の収入を考えるなら、専門性を高められる職場かどうかも判断材料になります。

2026年以降の就職先と将来性

高齢化に伴う介護予防や在宅生活の支援、地域でのリハビリテーションは、両職種にとって重要な活動領域です。病院での機能回復だけでなく、退院後に地域で暮らし続けるための支援や、生活機能の維持を目指す役割もあります。

理学療法士は、身体機能の評価、歩行能力の改善、転倒予防、運動機能の維持などの専門性を生かせます。作業療法士は、日常生活動作、認知機能、精神面、発達、就労や地域生活への復帰など、幅広い生活課題への支援を担います。

ただし、資格を取得すれば就職や高収入が自動的に保証されるわけではありません。希望する地域や分野の求人、養成校の就職実績、実習先、職場で学べる専門領域を具体的に調べることが、将来の選択肢を広げるうえで役立ちます。

【資格取得と国家試験】養成施設・修業年数・受験資格を解説

理学療法士・作業療法士になるための基本ルート

理学療法士と作業療法士は、どちらも国家資格です。原則として、高校卒業後に文部科学大臣または都道府県知事が指定する学校・養成施設で必要な知識と技能を修得し、国家試験に合格したうえで免許を取得します。

厚生労働省の受験資格案内では、理学療法士の一般的な受験資格について、指定された学校または養成施設で3年以上学ぶことが示されています。作業療法士も、指定された養成課程で原則3年以上学び、必要な教育を修了することが基本です。

養成課程には、4年制大学や3年制の専門学校などがあります。学校によって教育内容、取得できる学位、実習環境、学費、国家試験対策、卒業後の進路に違いがあるため、修業年数だけでなくカリキュラム全体を比較することが大切です。

理学療法士作業療法士養成施設を選ぶポイント

養成施設を調べる際は、次の項目を確認しましょう。

  • 理学療法士・作業療法士それぞれの指定養成課程が設置されているか
  • 解剖学、生理学、運動学などの基礎医学を学ぶカリキュラムが充実しているか
  • 臨床実習の受け入れ先や実習指導体制が整っているか
  • 国家試験の合格状況を、受験者数や新卒・既卒の内訳も含めて確認できるか
  • 卒業後の就職先に、自分が関心を持つ分野があるか
  • 学費、通学時間、奨学金、実習期間中の生活費を無理なく計画できるか

国家試験の合格率だけを見て学校を選ぶのではなく、実習先でどのような経験ができるか、教員に相談しやすいか、卒業後にどの分野へ進めるかも確認しましょう。

国家試験の合格と免許登録は別

理学療法士国家試験と作業療法士国家試験は、それぞれ別の試験です。養成課程を修了して受験資格を得た後、該当する国家試験に合格し、免許申請と登録の手続きを進めます。

厚生労働省の国家試験合格発表案内でも、試験に合格しただけでは有資格者として業務を行えず、免許申請を行い、免許の登録を受ける必要があると説明されています。

2026年に実施された第61回理学療法士国家試験・第61回作業療法士国家試験については、厚生労働省の発表案内で3月23日の合格発表が示されています。試験日程や受験手続きは年度ごとに確認し、最新の受験案内に沿って準備する必要があります。

なお、すでに一方の資格を持っている人がもう一方の資格を目指す場合には、一般の進学ルートと異なる受験資格上の取り扱いが設けられている場合があります。該当する人は、厚生労働省の受験資格案内と養成校に個別に確認しましょう。

【向いている人の特徴】自分に合う進路・リハビリの相談先を選ぶ

理学療法士に向いている人

理学療法士は、身体の仕組みや運動機能に関心があり、動作の変化を評価しながら改善を目指すことに魅力を感じる人に向いている進路です。

  • 解剖学や生理学、運動学などを学ぶことに興味がある
  • 歩行や姿勢、筋力、バランスの変化を分析するのが好き
  • 身体機能の回復や維持を通じて患者を支援したい
  • 運動器疾患、脳血管疾患、スポーツ、介護予防などに関心がある
  • 患者の身体状態に応じて、安全性を考えながら訓練を組み立てたい

一方、身体機能の評価や反復的な運動練習に関心が持てない場合は、入学前に授業内容や実習の様子を確認することをおすすめします。理学療法士にも、身体の動きだけでなく、心理面や生活環境を理解する力が求められます。

作業療法士に向いている人

作業療法士は、身体機能だけでなく、人の生活や心理、発達、社会との関わりに幅広く関心がある人に向いている進路です。本人が何をできるようになりたいのかを理解し、その目標に合わせて支援を工夫する力が求められます。

  • 食事や着替え、家事など、具体的な生活行為の改善に関心がある
  • 身体障害だけでなく、精神障害や発達障害、高次脳機能障害なども学びたい
  • 道具や環境、作業の手順を工夫して課題を解決することが好き
  • 患者本人の希望や生活背景を丁寧に聞き取ることができる
  • 地域生活への復帰や就労支援など、社会参加に関わりたい

作業療法士は、工作や手芸が得意でなければ務まらない仕事ではありません。重要なのは、活動を目的に合わせて活用し、患者が日常生活でできることを増やすための方法を考えることです。

患者や家族はどちらに相談すればよい?

リハビリを受ける立場なら、理学療法士と作業療法士のどちらか一方を自分で決めなければならないわけではありません。病気やけがの状態、退院後の生活目標などを踏まえ、医師やリハビリテーションチームが必要な支援を検討します。

歩行や立ち上がり、身体のバランスに困っている場合は、理学療法士がどのような支援を行うのかを相談するとよいでしょう。着替えや入浴、家事、仕事への復帰など、生活行為に困難がある場合は、作業療法士による支援が役立つ可能性があります。

実際には両方の支援が必要になることもあります。相談するときは、「歩けるようになりたい」「一人で着替えたい」「自宅で料理を再開したい」など、困っている動作や実現したい生活を具体的に伝えることが大切です。

【理学療法士作業療法士違い】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:理学療法士と作業療法士では、どちらのほうが難しいですか?
A1:資格取得に必要な学習や国家試験があり、どちらが一律に難しいとはいえません。理学療法士では身体機能や運動学、作業療法士では生活行為や認知・心理面など、それぞれの専門性を深く学ぶ必要があります。自分が関心を持てる分野と、養成課程の教育内容を比較して選ぶことが重要です。

Q2:理学療法士と作業療法士では、年収が高いのはどちらですか?
A2:職種名だけで年収の優劣を判断することはできません。厚生労働省の「job tag」では、令和7年度のハローワーク求人賃金の全国平均は理学療法士が月額27.6万円、作業療法士が月額26.9万円ですが、これは求人に提示された賃金の統計です。実際の給与は、職場や経験年数、役職、手当などによって変わります。

Q3:理学療法士と作業療法士は、同じ患者を担当することがありますか?
A3:あります。例えば脳卒中後の患者では、歩行やバランスの改善に理学療法士が、着替えや食事、家事などの生活動作の改善に作業療法士が関わることがあります。患者の状態や目標によっては、両者が共通する課題に取り組みながら支援を進めます。

Q4:理学療法士と作業療法士になるには、何年かかりますか?
A4:一般的には、高校卒業後、指定された大学や養成施設などで3年以上学び、国家試験に合格して免許を取得する必要があります。4年制大学を選ぶ場合は4年間の学修が基本です。すでに関連資格を持つ人などは、受験資格の取り扱いが異なる場合があります。

Q5:作業療法士は手芸や工作が得意でないと向いていませんか?
A5:必ずしもそうではありません。作業療法における「作業」は、食事、着替え、家事、仕事、遊び、趣味など幅広い生活行為を含みます。本人の目標に応じて活動や環境を工夫し、日常生活や社会参加を支援することが専門性の中心です。

まとめ:仕事内容・資格・将来の働き方から自分に合う選択を

理学療法士と作業療法士の違いは、主にリハビリテーションで何を目標に支援するかにあります。理学療法士は座る・立つ・歩くなどの基本動作や身体機能を中心に支え、作業療法士は食事・着替え・家事・仕事・趣味など、その人が生活の中で行う活動を幅広く支援します。

ただし、両者の専門性は重なり合う部分も多く、どちらか一方だけで患者の回復や生活の再建が完結するとは限りません。医療や介護の現場では、それぞれの知識や技術を持ち寄り、患者本人の希望に沿った支援を進めます。

進路を選ぶ人は、理学療法士なら身体機能や運動の分析、作業療法士なら生活行為や心理・認知面、社会参加への支援など、自分が特に関心を持てる領域を考えてみてください。そのうえで、養成校のカリキュラムや臨床実習、就職実績、求人条件を具体的に比較することが大切です。

リハビリを受ける人や家族にとっても、職種の違いを知ることは、困っている動作や生活上の目標を医療スタッフに伝える手がかりになります。歩く力を取り戻すことも、自分らしい生活を再び送れるようになることも、リハビリテーションの大切な目標です。 (出典: 理学 療法 士 作業 療法 士 違い(Yahoo!ニュース))